全国学力テストで基準超えた校名公表

2014/10/09

子供達の給食風景運動会通学中の子供達

大分合同新聞報道によると・・・・『県教委は小学6年、中学3年を対象に4月に実施した「全国学力テスト」の国語、算数・数学の全科目で本年度、昨年度ともに全国の平均正答率を上回った公立小中学校名を県教委のホームページ(HP)で公表した。文部科学省が本年度から教委の判断で学校別の成績を明らかにできるように方針転換したのに伴い、県教委が独自基準を満たした学校名を初めて公開した。

2年連続で全国平均を上回ったのは小学校が34校で県全体の12・5%、中学校は21校で同16・7%だった。このうち児童生徒数が5人未満で個人の成績が特定される恐れがある極小規模校を除き、今回公表されたのは小学校が大分、日田、宇佐、豊後高田、九重5市町の28校。中学校は大分、豊後高田、佐伯、竹田、日田、日出6市町と県立の20校。

各学校のHPなどにもリンクできるようにしており、各学校はテスト結果の分析、弱点の改善策、図書館の活用や家庭学習の習慣化といった学力向上の取り組みを紹介している。
 県教委は文科省の方針転換を受け、昨年12月に公表の方針を決定。各市町村教委と協議し、合意を得た上で全科目で2年連続、全国平均を超えた場合に学校名を公表することを決定。ただし、学校間の競争過熱や序列化につながるとの懸念に配慮し、各学校の平均正答率(成績)は明らかにしないことも決めた。

今のところ、都道府県教委で学校別成績の公表を予定しているところはほとんどないとされる。県教委義務教育課は「成果を挙げている学校の取り組みを共有し、各校が学力向上に役立て地域間で学力格差がないようにしたい」と話している。

県独自テスト分も・・・県教委は7日、小学5年、中学2年を対象に4月に実施した県独自の学力テストも、基準を満たした学校名を公表した。全国学テに合わせて本年度、昨年度ともに全教科で全国平均を上回った学校が対象。小学校は44校で県全体の15・9%、中学校は17校で同13・4%だった。県の学力テストは2003年度に始まり、05年度から県教委が設定した単年度の目標値をクリアした学校名を公表していた。

<メモ> 全国学力テストは国語と算数・数学の2教科で、基礎知識を問うA問題、知識の活用力を見るB問題がある。県内は児童生徒約2万人が参加した。県教委は小学校を1学年3学級以上を大規模、2学級を中規模、2学級未満を小規模に区分。中学校は4学級以上を大中規模、4学級未満を小規模とした。  ※この記事は、10月8日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。』

大分県教委     http://kyouiku.oita-ed.jp/list-school-syochu-gakuryoku.html