中山間地域畦畔管理省力化研修会

2014/08/07

畦畔研修会 26.8.7畦畔研修会② 26.8.7畦畔緑化①畦畔緑化②

大分県の水田は畦畔率が8.1%と九州一高く管理作業の省力化が今後の水田農業経営を行なう上で重要な課題となっている。その対策がこれまで確立されていなかった。近年、管理道の設置や畦畔の緑化技術が開発され、現地における技術実証の成果もあり、県内の生産者を対象に研修会が開かれた。大分県農林水産部集落営農・水田対策室主催で大分市の県医師会館で開催され、県下から関係者250名が出席した。

参加者は集落営農組織、中山間地域等直接支払協定組織、多面的機能支払組織役員関係者であり、日田市からは須ノ原土地改良区、片峰集落営農、諸留地域保全組合、池辺土地改良区、朝日営農組合、大肥郷営農組合など関係者が出席した。研修内容は①水田畦畔の緑化対策について②水田畦畔の緑化技術について③現地実証実施結果報告について④集落営農法人による畦畔緑化対策について⑤畦畔管理道設置技術について、約2時間30分、質疑が1時間行なわれた。

参加者何処も水田畦畔の草刈り時間が占める割合が高いこと、担い手不足、担い手高齢化になるなど対策が急がれている現状を解決するために頭を痛めている。こうした中、畦畔の緑化の取り組みが今後の重要な課題として挙げられている。周辺地域は畦畔率が高く、草狩りするのも困難な状態があり、無理にすることで怪我をしたり事故が発生している。そこで各営農組合関係中心に急速に畦畔緑化推進事業が進められている。