今朝の大分合同新聞報道によると・・・・「老朽の日田市中央公民館、複合型文化施設に・・」と報道されている。記事は・・・『日田市は、老朽化した市中央公民館(市内上城内町)を博物館、美術館収蔵庫などを兼ね備えた複合型文化施設として整備することを検討している。昨年11月末に「中央公民館施設整備事業プロジェクトチーム」(リーダー・北村羊市社会教育課長)が発足。基本計画が策定でき次第、市民に説明する予定にしている。
2010年、市出身の日本画家で文化功労者の故岩澤重夫画伯(1927~2009年、大分合同新聞文化賞受賞者)の遺品など約950点を長男の有径さんが市に寄贈。12年にもさらに84点の寄贈があったがいずれも市の収蔵庫では管理できず、京都市の倉庫に保管したまま。このため、収蔵庫増設や常設展示スペース建設を求める声が上がっていた。市博物館(市内三本松)は築53年、建築家の黒川紀章氏が設計した市中央公民館は築35年といずれも老朽化。改修の時期を迎える中、「新設ではなく、既存の施設(中央公民館)との複合型にすることで集客や経費節減を図れるのでは」として、可能性を検討するためプロジェクトチームをつくったという。
チームは中央公民館、博物館、市の所蔵美術品を管理する文化振興課などの職員ら11人で構成。これまで2回の会合を開き、基本方針案などについて話し合っている。北村リーダーは「それぞれの施設の在り方を考えながら、どういう施設にすれば市民にとって一番良いのか、できるだけ早く方向性を見つけていきたい」と話している。』と報道されている。
中央公民館としての建設された建物、数年前に耐震に伴う数億円の工事完了、博物館、美術館の機能のあり方、以前から新設の動きもあったが途中挫折している。市職員だけでこれだけの大きな課題を提示できるのか疑問に思う。その道に詳しい専門家、市民を含めて検討委員会なりを立ち上げて並行して審議すべきではないか。どのような検討内容が出るのか、期待は出来ないが、市民への周知で市民集会を開くことを要求したい。中央公民館をそれなりの機能にするためには数億円の市費が投入されると思うので、市民が納得いく複合型文化施設を期待している。