大分合同新聞記事から抜粋・・・『大分県豪雨の被災地の本格復旧に向け、県は被災者支援や今後の防災対策を進める行動計画を策定する。激甚災害の指定が想定される被害の甚大さを踏まえたもので、初めての取り組み。県幹部と被災した市町の幹部が課題を協議する場を設け、計画に地元のニーズを反映させる。県と被災地が足並みをそろえることでスピード感を持って復旧、復興対策を進める考えだ。
県は被害が大きかった中津、日田、竹田の3市などと月内にも合同の対策会議を始める。県職員の派遣といった具体的な支援策も詰める。計画は被災自治体の意見を踏まえ▽本格的な復旧工事▽農林・商工業者支援、住宅問題など被災者の生活再建▽今後の防災対策▽打撃を受けた地域の活性化策―といった今後の取り組みを盛り込み、早急に取りまとめる。復旧工事では優先順位付けも検討する。
豪雨では県北西部や竹田市を中心に道路や河川、農地などに大きな被害が出た。被害を受けた施設は隣接していても農地は市町村、水を供給する河川は国、県といったように所管や管理者が異なる場合が多く、迅速な復旧の妨げになる懸念もある。県は土木建築と農業分野といった異なる部局でも横断的に復旧対策を進める方針。広瀬勝貞知事は定例会見で「(国、県、市町が)それぞれ連携を良くしていく必要がある。うまくいかないと時間も費用もかかる」と述べ、連携強化の必要性を強調した。・・・大分合同新聞から抜粋