今回の災害被害地区は花月川流域の地区の被害が大きい。特に、東有田、小野、大鶴地区の被害が大きいと思っている。(他の地区には余り行っていないので分からない)3地区は市の中でも過疎が進み、高齢化率も高い地区でもある。3地区ともに振興センターと公民館が併用されている。3日早朝から大雨になり、市では対策本部が設置され、職員もそれぞれの担当に配置された。振興センター館内出身の職員は各振興センターに配備され管内の監視に当たった。
二度の災害の中で言えることは、被害状況と市職員数のアンバランスがあった。振興センター長を中心に避難場所への職員配置、食事の配置など職員不足が目立った。自治会長も被害状況を把握するために頻繁に振興センターと連絡をしたり、振興センターへの出入りも多かった。孤立した町内への対応など普通の災害時の時よりも大変な作業があり、被害を受けた住民よりお叱りも受ける場面も多かった。
振興センターに同居している公民館長と主事も連日出勤して、公民館周囲の後片付けなども精力的に行っていた。しかしながら、私たち地区住民から見れば矛盾もある。制度が変わり、振興センターの仕事には一切出来ないシステムにある。今回のような異常事態の時に、全く知らないふりが出来るのか。公民館センター事業団から一切の仕事に手を出すなと言う指示もあるとか?それでなくても人数が足りない中での仕事に、同じ部屋に居て知らぬふりが出来るのか、問題ありと認識している。東有田公民館職員は側面的な応援で地区民は助かっていることも事実。今回のような異常事態の公民館職員の身分的などの制度を見直す必要があると感じる。