7月3日の記録的な豪雨で羽田町、諸留町地区では床上・床下浸水した家屋の後片付けも近所の方、ボランテァなどでようやく終わろうとしていた。ところが14日未明から活発な前線の影響で、県西部地域などに発達した雨雲がかかり断続的に非常に激しい雨が降った。午前2時半までの1時間に日田市で40ミリの非常に激しい雨を観測した。その後も断続的に非常に激しい雨が降り、有田川は見る見るうちに増水し始めた。
朝午前8時過ぎには有田川も氾濫始め、7月3日の豪雨に匹敵する水量まで増水した。東有田振興センター付近も氾濫し、道路が川になり、家屋にも濁流が入り始めた。前回、床上浸水した世帯への呼び掛けを行い、避難場所への強制移動をお願いして廻った。午後には雨も小ぶりになり、一安心するが油断はされなかった。被害も諸留町は前回床上浸水した家屋も少なかった。
しかし、羽田町では前回と同じぐらいの家屋の床上浸水、床下浸水した世帯があり被害も大きかった。一安心したところに今回の被害で、悲壮な気持ちになり精神的にも落ち込んでしまった。羽田町では殆どの世帯が公民館に避難をして増水した水が引くのを待った。東有田振興協議会と自治会連絡協議会で協議して、市長に陳情することになった。日田市に自衛隊が派遣されているので、災害救援として羽田町を中心とした床上浸水した家屋の掃除を依頼することになった。
陳情した結果、自衛隊派遣は難しい課題もあるようです。日田市社会福祉協議会が行っているボランテァも人数が減少しているので、災害復旧活動を地元東有田地区で住民に呼び掛けて実施することにした。自治会長、班長が呼び掛けてその参加者を募ることにした。16日から21日までとする。早速、諸留町は班長を緊急に集まってもらい、その対策を協議する。その結果、被害にあった集落民で作業し、終わらなかった部分を他の集落の皆さんにお願いすることにし、諸留町で解決することにした。