バドミントン関係者として情けない

2016/04/11

新聞報道によると・・・・バドミントン男子のエース桃田賢斗選手(21)や、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手(26)ら男子8選手が違法カジノ店で賭博行為をした問題で、所属先のNTT東日本は11日、田児選手を解雇、桃田選手を出勤停止30日の処分にしたと発表した。処分は同日付。バドミントン部の男子は半年間の対外活動自粛とした。同社は田児選手を最も重い解雇とした理由について「他者を巻き込んで率先して賭博を行い、長期間にわたって多額の金銭を使っていた」と説明。桃田選手は田児選手からの誘いで参加したことや回数の違いから、1段階下の処分となった。

 

賭博行為をした他の6人は厳重注意処分。バドミントン部の奥本雅之部長、松野修二総監督らの管理監督責任も問い、厳重注意するとともに、解任して体制を刷新する。NTT東日本によると、自粛中も練習は可能で、桃田選手も処分が明ければ練習できるという。女子はこれまで通り活動を継続する。

 

また、日本バドミントン協会は倫理委員会を開き、再発防止策として代表合宿で外部講師によるコンプライアンス(法令順守)の研修を実施する方針を決め、処分内容などとともにスポーツ庁の鈴木大地長官に報告。鈴木長官は「悪いことは悪いと言える空気をスポーツ界全体に醸成することが必要」と述べた。同庁関係者によると、今回の不祥事が日本バドミントン協会に対する選手強化費の16年度配分額に影響する可能性も出てきた。また、日本スポーツ振興センター(JSC)は、両選手や協会にこれまで支払った助成金の返還を求めるかどうかについて、検討に入った。

 

NTT東日本によると、桃田選手は14年10月から15年1月に計6回程度賭け、計約50万円負けた。田児選手は14年10月から今年1月まで計60回程度行い、総額約1千万円負けた。

 

私もバドミントン関係者として今回の賭博行為に対し、驚きと憤りを過ぎて情けない心境である。反社会的行為をすれば当然の処分かもしれない。末端組織でバドミントン競技の普及に努めている関係者として情けない。心が痛む。