大水害防災で意見交換 国交省、市など

2015/12/02

毎日新聞報道によると・・・・ 筑後川上流域の防災関係者を集めた勉強会が11月26日、日田市で開かれた。国土交通省筑後川河川事務所や同市、玖珠など約30人が「想定外」の大規模な水害の情報共有や、広域避難を巡って意見交換。さらに、2012年7月に九州北部豪雨など2度にわたる豪雨禍が起きた花月川(激甚災害地域指定)の現場を共同点検した。

 

今年9月の鬼怒川水害など関東・東北豪雨を受け、国交省は「避難を促す緊急行動」を発表。市町村長が避難時期・区域を適切に判断するための支援や、地域住民が自らリスクを察知し、主体的に避難するための支援を柱に据え、セミナーや共同点検、タイムラインの整備、リアルタイムな情報提供などを打ち出している。勉強会はこの一環。気候変動で水災害のリスクが高まっているとし、「想定外はいつ、どこでも起こり得る」という共通認識を深めた。また共同点検では12年に堤防が決壊し、民家が崩落した同市清水町の花月川の復旧状況を視察した。