実績見える市政運営 林業に加え農業振興にも力

任期満了に伴う日田市長選挙は12日に投開票され、現職の原田啓介氏(56)が再選を果たした。人口減が進む中、産業振興や定住促進など日田の再興に向けた取り組みが急がれている。選挙戦の感想や2期目の市政運営について聞いた。

選挙戦を振り返り、今の心境は。・・・・多くの組織から支援を受け、選挙を通して市と産業界がまとまった印象がある。1期目へのある程度の評価と市政継続への期待を感じた。自らに厳しく対応し、もっと市民に実績が見えるよう市政運営に努めたい。4年間の経験で得た確信や自信もある。リーダーシップをもって進めたい。

一方で「首長としてリーダーシップに欠ける」と指摘した相手候補が約1万3千票を獲得した。市職労も支援に回り、職員との意思疎通に懸念が残った。・・・・ 批判票と考えている。こちらの仕事が見えず、思いが通じていない人もいるということ。これまで以上に市民に丁寧に説明したい。職員とのコミュニケーションが欠けていたかもしれない。何をもって支持したのか説明は聞き、互いの誤解を解きたい。

2期目の抱負は。・・・・林業振興に加え、再生エネルギーの活用や高齢者、女性も働きやすい施設園芸の環境整備など農業振興にも力を入れる。本年度内に振興ビジョン策定を始めたい。年間50人を目標に移住・定住を促進し、中学生までの窓口医療費無料化を来年度には始めたい。製薬会社などの生産・研究施設の誘致も目指す。

中心市街地のにぎわい創出に向けた民有地活用や、旧郡部の振興局再編についての考えは。・・・・ 民有地は積極的に市有化する考えはないが、民間活用で話があれば仲介したい。振興局再編は市の意図が十分伝わっていなかった。役所機能の再編だけでなく、地域の振興計画もしっかり進めることを説明していく。3年かけて互いに納得いく結論を出したい。

行財政改革は今後も進めるのか。・・・・職員数は定数管理計画を見直して減らす方向となっているが、もっと進められそうなら前倒しする。特別職の給与カットは、割合は協議次第だが継続する方向性で考えている。

※この記事は、7月14日大分合同新聞朝刊に掲載されています。