広瀬氏がリード、釘宮氏追う展開 知事選世論調査

2015/04/07

街頭演説②出陣式①

各新聞社は大分知事選について世論調査結果を載せている。そのうち大分合同新聞社は4、5の両日、大分県知事選に関する電話世論調査を実施し、取材による情報も踏まえて情勢を探った。現職の広瀬勝貞氏がリードし、前大分市長の釘宮磐氏が懸命に追う展開。共産党県常任委員の山下魁氏が続く。調査時点で約4分の1の人が投票先を決めておらず、12日の投票日までに情勢に影響を与える可能性もある。

広瀬氏は経済界を中心に農林漁業団体や製造業系の民間労働組合、自治会関係など幅広い組織が支援。市町村単位を基本に設けた県内20の後援会支部が集票を進める。有権者の4割近くを占める大分市で先行しており、他の地域でも優位を保っている。党の県組織が推薦する自民の支持層は約7割を固め、公明支持層は半数以上に浸透。民主支持層の約3割にも食い込む。年代別では20代から70歳以上までほぼ満遍なく支持を集める。職業別では管理職、現場作業員などの現業職、農林漁業者からの支持が厚い。

釘宮氏は後援会を主体とした選挙態勢。民主党県連が実質的に支援し、社民党系の県平和運動センター傘下の官公労など支援労組が票固めを急ぐ。与党が推す広瀬氏に対抗して「中央対地方」の構図を前面に打ち出し、安倍政権への批判票の取り込みも図るが、まだ十分広がっていない。民主、社民支持層の5割超をそれぞれ押さえ、保守層の一部にも食い込むが、取り込みを狙う無党派層への浸透はいまひとつ。地盤の大分市で盛り返せるかが鍵となりそう。職業別では商工自営業、事務・技術職の支持は比較的多い。

山下氏は共産支持層の3割強しか固めきれておらず、社民支持層の一部に浸透するが苦戦している。年代別では若年層と高年層の支持が比較的多い。造園業の箕迫高明氏、元大分大学准教授の池崎八生氏はいずれも知名度が上がっていない。選挙に関心があると答えた人は「大いに」と「ある程度」を合わせて79・3%。2014年12月の衆院選(66・8%)や13年7月の参院選(67・9%)の際の調査結果と比べ、関心の高さがうかがえる。

広瀬 勝貞 72 無現(3)
山下  魁 38 共新
箕迫(みいさこ) 高明 65 無新
釘宮  磐 67 無新
池崎 八生(やつお) 61 無新
 ※この記事は、4月6日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。