元大石市長アルゼンチンから帰国

大石昭忠氏①大石昭忠氏②

 

大分合同新聞報道によると・・・・「元日田市長の大石昭忠さん(72)=市内田島=が、国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアとして訪れていたアルゼンチンから帰国した。行政のトップだった経験を生かし、産業振興についてアドバイスしてきた。「一村一品運動」推進の要請も受け、勉強会なども開催。通算4年間、異国の地で奮闘した。大石さんは総合商社の西ドイツ駐在員や給食サービス会社などを経て、1995年から2007年の3期12年間、日田市長を務めた。ボランティアに応募したのは4選を狙った市長選で落選したのがきっかけ。「突然暇になったから、これまでの経験を生かして何かしたいと思った」

アルゼンチンに勤務したのは通算4年間。初任地は南部に位置するパタゴニア地方。10年6月に赴任し、貿易振興や中小企業支援などに取り組んだ。2回目は13年1月、雨量の少ないアンデス山中のサルタ州に着任。同州中小企業課に所属し、管理監督者として指導した。州から一村一品運動の推進要請を受け、現地で生産者の声を聞いて特産品開発のアドバイスをした。

州都のサルタ市から約200キロ離れたアンブラショ村では、農協の組合長にチーズの特産品化の協力を求められ、基盤整備に尽力。ヤギ600頭分の飼料確保のため、日本の外務省に相談して無償援助制度を活用し、牧草生育用に農業用水路(約1900メートル)も完成させた。この他、他の市町村で葉巻やドライフルーツの特産品化に携わった。活動について、「一村一品運動は村おこしの入り口としてはやりやすいが、販路確保が難しい。州全体に浸透させることはできなかった」と反省点を挙げた。 「資金確保や事業の進め方を速やかにできた。本当にやりがいがあって楽しかった。今後は海外ボランティアの支援などに携わりたい」   ※この記事は、2月19日大分合同新聞朝刊11ページに掲載されています。