有田川河川改修の課題

2015/02/10

浜田モータス前にあるこうら井堰27.2.11東有田中学校前にある日掛井堰27.2.11

一昨年の7月豪雨の災害被害に伴って、国より「有田川河川激甚災害対策特別緊急事業」の指定を受けて現在、諸留町一帯の河川改修約1kmの工事が進んでいる。この中で、日掛橋の改修と河川の大幅拡張などで、それに伴う市道の取り付け、家屋の移転などがあります。家屋の用地買収も終わり、移転作業も近日中に始まるようです。川底を掘り下げる掘削工事個所も多くあり、大きな音をたてながら工事が進んでいる。しかし、一箇所用地交渉が難航している所もあり、頭の痛い課題もある。辛抱強く説得している。

さらに、浜田モータース前にある川原田井堰(こうらいぜき)の改修か他の井堰に合併するかで協議が進められている。この場所に井堰があることで、3年前に付近の家屋に被害をもたらしたこともあり、川底を下げて取水施設を作る提案を県土木事務所からあった。先月28日に説明会が開催された。関係者13人、受益面積3haで今後の施設維持管理が難しいという結論になり、上流にある日掛け水路に合併吸収する案で決まった。

今夜、日掛け水路水利組合関係者、川原田井水利組合関係者、県土木事務所担当者が集まり、協議があった。日掛け水路は諸留一帯と有田町、中尾町一部までの25haあり、関係者100名を越す組合員がいる。3haを吸収した場合、どのような課題が起こるのか検討することになった。さらに、役員会、臨時総会を開いて、関係者の了解を取る必要もあり、その作業を進めることになった。日掛け水路の一部改修を行なって、吸収合併が出来るのか、今後の課題である。