水害に強い地域づくり作業部会

2015/01/16

有田川氾濫24.7.3水害にあった日掛橋24.7.3花月川財津町付近の災害爪痕24.7.4花月川の上手町付近の災害爪痕4.7.4 ①

3年前の平成24年7月に2度の甚大な被害を受けた筑後川水系花月川及び有田川は国の河川激甚災害対策特別緊急事業に指定され、概ね5年間の緊急的な集中投資による災害防止のためのハード対策いわゆる河川改修を実施しています。その一方、水害に対して人命を守り、被害を最小限度にするためには自助・共助・公助の観点で防災情報の充実・提供や水防・救助体制の強化、住民意識の啓発等といったソフト対策を推進することが重要となります。

そこで激特事業の実施に合わせて、ハード対策とソフト対策の両輪で水害に強い花月川流域を実現していくため、「花月川・有田川の水害に強い地域づくりプラン案」計画を作成するために推進協議会を設立して、さらに、作業部会も設置してこまかな計画立案を行なっている。今回の作業部会は8回目となった。おおまかな基本計画・施策案が立案され報告された。

施策の実施について、「地域住民が入手しやすい、分かりやすい情報伝達の構築」、「短時間で避難判断できる仕組みづくり」、「防災教育の普及」が重要課題として取り上げられ、チラシ、ビデオ作成などを行なう。子供から高齢者までが日常の生活の中で防災意識の向上を図ることが重要である。そのために学校、地区公民館、各種団体などが連携しながら防災意識の向上を図る。来月に推進協議会が開催され、作業部会で審議された案件が提案される。