県議選まで3ヵ月 定数1減の「43」に51人が出馬予定

2015/01/15

県議会議場

大分合同新聞報道によると・・・・・『任期満了に伴う県議選(4月3日告示、12日投開票)まで3カ月を切った。総定数は2011年の前回選挙から1減の43。今月12日時点で現職36人、元職1人、新人14人の計51人の出馬が明らかになっており、他にも数人が出馬を模索する動きを見せている。ただ、16選挙区のうち現時点で出馬予定者数が定数を上回っているのは6選挙区のみ。残る選挙区は選挙戦の有無を含めて今後の動向が注目される。(選挙区名の下の数字は定数。敬称略)

大分市 13  現在は欠員1。15人が出馬を決めており、他にも出馬の動きがある。自民党は現職の阿部英仁(66)、麻生栄作(52)、油布勝秀(64)、竹内小代美(69)を公認。参院議員衛藤晟一の長男で新人の元会社員、衛藤博昭(35)を推薦し、5人を擁立する。民主党は現職3人のうち小嶋秀行(60)を公認。藤田正道(52)も民主系で出馬する。首藤隆憲(67)は引退し、新人で元大分市職労委員長の木田昇(47)が無所属で出馬する。公明党は河野成司(57)と吉岡美智子(61)の現職2人を公認。共産党は現職の堤栄三(58)を公認し、いずれも議席堅持を図る。社民党は現職2人のうち守永信幸(51)を公認、平岩純子(60)を推薦。新人で13年の参院選に出馬した農業法人代表の後藤慎太郎(39)を公認で擁立する。新人の元県職員、深田容史(やすふみ)(56)は無所属で出馬を予定。

別府市 5  現在は欠員1。7人が出馬予定で、各党派が争う激戦になりそう。自民党は現職の嶋幸一(49)を公認、新人で市議会議長の吉冨英三郎(56)を推薦で擁立し、2議席獲得を狙う。公明党は現職の戸高賢史(44)を公認。社民党は現職の原田孝司(55)を推薦の予定。現職で会派「自由民主党」の荒金信生(68)は無所属で出馬する。民主党は元職の佐藤博章(71)を公認、共産党は新人で市議の猿渡(えんど)久子(55)を公認で立て、それぞれ議席奪還を目指す。

中津市 3  現職3人の出馬が予想される。自民党は毛利正徳(54)を公認。社民党は馬場林(61)の推薦を予定している。13年に「自由民主党」に入った吉冨幸吉(65)も出馬の見通し。  

日田市 3  現職と新人の計3人が出馬の意向を示している。自民党は現職の井上伸史(68)を公認、引退する現職の桜木博(76)の後継で新人の市議、井上明夫(58)を推薦で立てる。新人で市議の羽野武男(58)は民主、社民両党が推薦。社民系の現職、酒井喜親(66)は引退含みで検討。

佐伯市 3  いずれも党公認の現職3人が出馬予定。自民党は田中利明(63)と御手洗吉生(68)を公認。社民党は深津栄一(65)を公認。  臼杵市 2  現職2人が出馬予定。自民党は志村学(69)、社民党は久原和弘(68)をそれぞれ公認。  津久見市 1  自民党が現職の古手川正治(58)を公認。  竹田市 1  現職の土居昌弘(45)は自民党推薦で出馬。

豊後高田市 1  現職を除名処分にした自民党が新人を立て、保守系同士の対決の様相。「自由民主党」の現職、佐々木敏夫(72)は無所属で出馬。新人で会社役員の清末浩一(46)は自民党の推薦を受ける。  杵築市 1  自民党が現職の衛藤明和(66)を公認。

宇佐市 3  現職3人が出馬予定。自民党は末宗秀雄(60)を公認。民主、社民両党は尾島保彦(61)を推薦。「自由民主党」の元吉俊博(58)は無所属で出馬する。  豊後大野市 2
定数を1上回る3人が出馬を決めている。現職2人のうち後藤政義(62)は自民党公認、玉田輝義(52)は無所属で出馬。新人で元土地改良区事務局長の森誠一(41)は無所属で立つ。

由布市 2  3人が出馬を明らかにしており、他にも出馬に向けた動きがある。自民党は現職の近藤和義(81)を公認。社民系の現職、江藤清志(76)は引退し、後継として新人で市議の二ノ宮健治(67)が無所属で出馬する。新人の市議、佐藤友信(63)は無所属での出馬を表明。  国東市・姫島村 1  前回から定数が1減となった。新人2人が出馬表明している。自民党は現職の三浦公(41)が引退し、後継に新人で市議の木付親次(58)を推薦。社民系の現職、小野弘利(76)は引退の見込み。新人で元国際線客室乗務員の酒匂(さこう)法子(46)は無所属で出馬を予定。  

日出町 1  現職の三浦正臣(37)が無所属で出馬する。  九重町・玖珠町 1  自民党が現職の浜田洋(71)を公認。    ※この記事は、1月13日大分合同新聞朝刊5ページに掲載されています。