西岡参院議長が「首相は即刻退陣を」・・・

2011/05/23

西岡参院議長が先日から東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故への菅首相の対応を厳しく批判し、一刻も早く退陣するよう求めている。三権の長である参院議長が、行政府の長である首相の退陣を求めるのは極めて異例とのこと。西岡氏は、震災発生以来の首相の対応について、「首相としての責務を放棄し続けてきた」と批判し、「必死さも、決意も、術もなく、今、お辞めにならなければ、原発事故がもたらす重大な課題も解決できない」と強調している。具体的な疑問点として、原発事故について正確な情報を国民に知らせていないと指摘したほか、仮設住宅建設やがれき処理の遅れ、すべて先送りの首相の政治手法などを挙げ、いずれも「政権の座に居続けようとする手法」と切り捨てた。
①首相はなぜ直ちに「緊急事態法」をまとめ立法化を図らなかったのか。看過できないのは、首相が10万人もの自衛隊員に出動を命じるのに、安全保障会議を開かなかったことです。首相は法律を無視しているのです。 ②原発事故は国際社会の大きな関心事です。首相が初期段階で米軍の協力を断ったことが大きな判断の誤りです。現時点でも首相には何の展望もないのです。③被災された皆さんのために「8月上旬」などと言わずに、あらゆる手段を動員すべきです。
④災害の破損物の処理は梅雨を迎えて緊急の課題です。さら新たなに諸計画を、期限を切って方向性をまず明示すべきでした。 ⑤日本全国の皆さんに正確で真実の情報をお知らせすべきでした。原発が案の定メルトダウンを起こしていたではありませんか。私はこの事実を東電も首相も知っていたのではないかという疑いを持っています。 ⑥首相の政治手法は全てを咲く送りする、ということです。
このままでは政権の座に居続けようとするための手法と受け取られても弁明できないでしょう。あたかもそれは「自分の傷口を他人の血で洗う」いう仕草ではありませんか。私は、今、己の長い政治経験と、菅政権を誕生させた責任を感じ、断腸の思いです。間近で菅政権を見てきた西岡参議院議長のまさに断腸の思いが伝わってきます。西岡議長は「5月26・27日のG8の前に野党が内閣不信任決議を出す以外に道はないのです」と言っています。これまで言われて首相の地位に居座るのか、さらにこの内容を聞いて何とも思わない国会議員はいないでしょう。