県施設がさらに大分市に集中!!

2011/05/31

大分合同新聞による『広瀬勝貞知事は30日午後に臨時会見を開き、大分市のいいちこ総合文化センター北側の土地(同市寿町・約9千平方メートル)に建設する新県立美術館は2015年春までの完成を目指すことを明らかにした。総事業費は土地取得費を含めて130億円余りを見込む。広瀬県政3期目の目玉事業が実現へ大きく踏み出した。建設地は厚生学院跡地を含み、県、県土地開発公社などが所有。現在はほとんどが文化センターの有料駐車場になっている。
県は候補地の選定で18市町村すべてを対象に▽まちづくり▽県民の利便性―など五つの観点(計22項目)で評価。得点は大分市がトップだった。市内の候補地3カ所から文化センターに隣接していることなどを理由に決めたという。
広瀬勝貞知事は会見で大分市を選んだ理由として「文化芸術の振興拠点、教育との連携を考えれば大分市になる。県民の利用しやすさでも相対的に大分市だ」と説明した。「県の芸術文化の伝統を次代につなげるためにも拠点が必要」として、美術館構想検討委員会が昨年11月にまとめた「大分らしい美術館」の具現化に意欲を示した。県立美術館の整備は県立芸術会館(大分市牧)の老朽化を受けて県が設置した構想委が「新たな県立美術館が必要」と答申。県民からの意見募集では大分市での建設を求める声が最も多かった。広瀬知事は2月に新設整備の方針を表明。大分、別府、由布各市の行政や民間団体が誘致活動を展開していた』
また、大分市に県施設が集中した。大分市は人口も多いかもしれないが、県内各地に県営施設を作るべき。その点、隣の福岡県は福岡市だけにはない。北九州市、飯塚市、久留米市、大牟田市などに点在している。こうしたことをすれば、大分市に全体が集中し、周辺地域は過疎が進むだろう。県全体のことを考えれば、今回の場合は由布市だったかもしれない。広瀬知事も年齢、体力的に考えても、今回の3期が最後かもしれない。日田に県立○○の施設を作ってほしいものです。知事の英断を期待したい。