日田祇園祭終わる

2014/07/27

三隈町①山鉾男衆大和町 山鉾豆田下町 山鉾豆田上町 山鉾

日田祇園祭が26日~27日に隈・竹田、豆田両地区で始まり、山鉾(やまぼこ)9基が小京都の町並みを勇壮、華麗に巡行した。法被姿の男衆は額に汗をにじませながら豪華絢爛な山鉾を勇壮に曳き回した。ちょうちんを一斉にともし、熱気あふれる27日夜の「晩山」競演でクライマックスを迎えた。祇園信仰は約500年前、悪疫鎮護の願いを込めて始まった。

1714(正徳4)年に現在のような山鉾が奉納され、300年の節目とあって一段と祭りに熱気がこもった。優雅な祇園ばやしの調べに乗り、山鉾のかじをとる「棒鼻」と「後ろ押し」が息を合わせて天領時代の町並みを巡行した。重さ4トン前後の山鉾の方向を変える力技の「腰切り」が魅力的で喝采を浴びた。山鉾に乗り込んだ囃子方のみやびな演奏を響かせながら、江戸の情緒が残る町並みなどをゆっくりと巡行。夜になると、豆田地区は4町の山鉾が、隈・竹田地区は平成山鉾がちょうちんをともして巡行する「晩山」で日田祇園祭も終わった。