駅前のケヤキ可哀想!!祇園集団顔見世の犠牲・・・

2011/08/02

日田駅前のケヤキが丸坊主になっている。聞くところ、祇園集団顔見世のために丸坊主にしたとのこと。木の枝や葉が見物の邪魔になるからという。ケヤキの並木は、本来暑い夏に木陰を造るのが目的ではないでしょうか。それを、祇園集団顔見世のために切ってしまうとは可笑しなこと。バスセンターに行くために歩いていたおばあちゃんに話が聞けた。『昨年まではケヤキで日陰もあり、楽に歩けた。今年は日陰もなく歩くのが苦しい。何故ケヤキを切ってしまったの?』感情あらわに話していた。高齢者に優しい街づくをを標榜している市政のやり方ではないと思う。行政の対応に憤りを感じた時間でした。駅前の広場で祇園顔見世にすれば何も問題はないのに何故戻さないのか不思議である。7月23日の朝日新聞朝刊にこの事を記事にしていました。
朝日新聞:日田祇園顔見世でバッサリ/駅前のケヤキ 2011年07月23日
日田市の国指定重要無形民俗文化財「日田祇園」が始まり、21日にはJR日田駅前で山鉾(やま・ぼこ)9基が勢ぞろいする「集団顔見世(かお・み・せ)」があったが、祭りの後の駅前には「丸坊主」に剪定(せん・てい)された街路樹のケヤキ13本が無残な姿をさらしている。
駅前の顔見世会場は21日午後6時~同9時半にかけて通行止めにされたが、本番の23、24日は山鉾がある豆田地区、隈・竹田地区それぞれで巡行する。このため、駅前のケヤキの「犠牲」は一夜限りの顔見世のため。ケヤキは今、最も葉が茂って勢いがある時期だが、13本は枝先どころか幹と呼べるあたりでばっさりと切り落とされている。
日田まつり振興会(市観光・ツーリズム振興課)は「顔見世のために毎年、剪定してもらっているが、来年からはケヤキのダメージが少ない時期の剪定などを協議したい」と話す。ケヤキを剪定した県日田土木事務所は「顔見世のためではあるが、今年は枝が電線に触れてショートの原因になったり、野鳥のねぐらになっている、という苦情もあり、例年より多めに枝下ろしをした。業者によるとケヤキには問題ないということだった。来年の剪定範囲は改めて検討する」と話している。(堺謙一郎)