日田祇園ポスターが準大賞に・・・

2011/08/18

今年度の祇園祭ポスターが全国で準大賞に輝いた。今年のポスターは高瀬本町の広告制作プロダクション「アドゲイツ」(明石憲志社長)の作品でした。山鉾9基が勇壮華麗に躍動する姿を見事に描き切っている。山形県新庄市で開催された第1回日本の伝統祭りポスターコンクールに全国35都道府県から118点の応募があっていた。このコンクールは「100年以上の歴史を持つか、国県の重要無形民俗文化財指定の祭り」を対象に、広報宣伝用ポスターを初募集していた。
エジプト考古学者の吉村作治・早大名誉教授を審査委員長に審査し、大賞は大震災に遭った福島県南相馬市の「相馬野馬追」だった。準大賞には青森ねぶた祭も選ばれていた。優秀賞には唐津くんち、高知のよさこい祭など5点が選ばれている。どれを見ても全国を代表する祭りであり、そのポスターで準大賞に選ばれた日田祇園祭のポスターの評価は高い。日田市内の6業者、9作品をコンペ方式で選ばれた作品でした。
それだけ日田市内の業者のデザイン、企画などが評価されたと言っても過言ないと思う。まして日田祇園祭ポスターに使われた印刷代は80万円である。1000枚印刷している。日田市ではイメージポスターづくりに相当な市費が使われ、市長選での論争の一つにもなっていた。日田市内にはセンスのある業者も点在していることが判明した。金を使わずに工夫すれば全国に通用するポスターも出来ることも分かった。3年間の日田市トータルデザイン顧問の河北教授を前佐藤市長に紹介した原田啓介市長が、今後、どのような動きをするのかが注目される。