特養待機6200人 2年で2千人増加

特養入居者高齢者イラスト

大分合同新聞報道によると・・・・・県内の特別養護老人ホーム(特養)へ入所を希望する待機者が2013年6月時点で約6200人に上り、前回調査(11年)より2千人増えたことが県への取材で分かった。入所の緊急性が高いとみられる要介護度3~5の中重度者で病院や自宅で生活している高齢者が1917人と待機者全体の3割を占めていた。急速な高齢化の進展の他、将来への不安から事前に申し込む人も増えていることが背景にあるといい、県や市町村は対策を急ぐ。

厚労省が先月発表した全国の待機者は約52万2千人で、09年12月の集計より約10万人の増加。県内の13年の待機者は08年と比べても約2千人増で、増加率は全国を大幅に上回った。
 待機者の内訳は▽自宅で家族と同居 1845人(11年比542人増)▽介護老人保健施設 1437人(549人増)▽グループホームや有料老人ホームなどその他 1266人(545人増)▽病院 871人(120人増)▽自宅で独居 688人(272人増)―と続いている。

介護度別では▽4、5の重度者が2611人(861人増)▽3は1327人(384人増)▽1、2は計1931人(699人増)。待機者のうち即時入所や1年以内の入所を希望している人は3136人(636人増)、1年以上先または未定が3091人(1427人増)だった。県によると、13年6月時点で、県内の65歳以上の高齢者は約32万5千人と11年より約8500人増。特養は14カ所増え96施設、定員は約300人増の5526人となった。県や市町村が3年ごとに見直す介護保険事業計画などに基づき定員を増やすことになるが、予算上の問題などで大幅な増加は困難とみられる。

県は介護予防事業に力を入れ、主な入所対象者となる要介護中重度者の増加を抑制する一方、在宅支援サービスの拡充、充実に努める方針。「住み慣れた場所で生活できるシステムを構築しながら、必要に応じた施設サービスが利用できる体制を整えたい」としている。