統廃合で教育環境整備が進むが・・・

2011/09/02

8月25日の朝日新聞朝刊に『小中一貫制 日田に続々』という見出しで記載されていました。『日田市天瀬町内の馬原、台、丸山、桜竹4小学校の各地区教育環境整備対策委員会と市が来春の4校統合と東渓中学校との小中一貫教育制導入を確認した。日田市での周辺部小学校の統合による小中一貫教育制導入は5校目。一部では今春から導入が始まり、成果に注目が集まっている。4小の児童は馬原56人、台18人、丸山37人、桜竹32人。統合してできる新小学校は名称未定だが、馬原小校舎を使う。近くの東渓中とは一部連携型小中一貫教育を実施する。
17日の調印式で地元代表からは、長年親しんできた思い出深い小学校が閉校になる「寂しさ」を漏らしたり、「跡地利用による地元活性化」を望んだりする声があがった。日田市の統合・小中一貫教育制導入は、2009年1月の市立小中学校教育環境整備検討委員会(市の諮問機関)答申に基づく。第1号は旧夜明小、旧静修小を統合した大明小。今春、旧夜明小校舎でスタート。2年後、大明中と施設一体型小中一貫校が開校する。上津江小と中津江小の統合調印は今年3月。来春から上津江小校舎で新小学校(名称未定)がスタート。2年後には津江中と施設一体型小中一貫校になる。
前津江町内の大野小、赤石小、出野小の統合も今年3月調印。大野小校舎に統合(名称未定)し、来春から近くの前津江中と一部連携型小中一貫教育が始まる。6月調印は天瀬町内の五馬市小、塚田小、出口小の統合。ここも来春から五馬市小校舎に統合(名称未定)し、五馬中と一部連携型小中一貫教育を始める。残るは大山町内の大山小、鎌手小、都築小の統合協議。市教委案は、新小学校と大山中との施設一体型小中一貫教育校。現在、地元と協議中で、今年度中にまとめたい考えだ。統廃合→小中一貫校は(1)最低1学年1クラス以上の学校規模(2)義務教育9年間を見通した学習・生活面の連続性、などが理由にある。市教委は「学校行事の一体化で中学校に上がる時の『行きしぶり』(中1ギャップ)解消、専門教科教師の小中間交流などの効果も目指したい」と話す。(堺謙一郎)』
旧日田市では夜明小と静修小が合併して、大明中学校と小中一貫校として整備工事が始まります。旧日田郡でも新しく校舎を建てたりして小中一貫校、一部連携型小中一貫教育などの整備がされます。そうなると整備費も相当な額になり、統廃合した跡地の問題もあります。こうした課題を地区住民と話し合い、市民が納得のいく打開策を探って欲しいものです。写真は天瀬地区の馬原小学校。