PM2・5濃度、各地で上昇 「外出控えて」

大阪市内①

環境省は28日、健康への影響が指摘される微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が日本各地で上昇し、3月下旬まで住民に注意喚起を行った。国は「濃度が高くなる日は、不要不急の外出を控えてほしい」と注意を呼び掛けている。全国的に国の暫定指針値(大気中の1日平均濃度が1立方メートル当たり70マイクログラム)を超えている。

環境省によると、28日の1日平均濃度の最大値は新潟市で96・1マイクログラム、福井県坂井市で80・6マイクログラム、富山県射水市で79・6マイクログラムを記録するなど、とくに日本海側の上昇が目立った。また、注意喚起を出していない東京都でも、清瀬市で27日の平均濃度が67・5マイクログラムに上るなど全国的に上昇したという。

各自治体では、PM2・5の濃度が国の暫定指針値を超える可能性がある場合、住民に外出などを控えるよう呼び掛ける注意喚起を出している。以前は早朝の濃度の観測で判断していたが、環境省は昨年11月から正午までの観測も判断材料とし、正午すぎにも注意を呼び掛けられるよう運用を改めていた。

石原環境相は28日の記者会見で、「これから春先、濃度が高くなる状況が予見される。濃度の高くなる日は、(幼稚園や保育園では)屋内の運動に切り替えていただくなどの注意が肝要だ」と強調。その上で、同省の大気汚染監視システム「そらまめ君」による情報提供を強化し、どの地域で注意喚起が出されているか一目で分かるようにする考えを示した。