26年度当初予算案審議へ

2014/02/22

市役所25.4.11

新聞報道によると、総額375億円6.6%減 日田市新年度当初予算案が記者発表されている。総額375億8158万円の2014年度一般会計当初予算案を発表した。前年度当初比6・6%マイナスだが、12年の豪雨による災害復旧費などを除くと同2・8%増となった。原田啓介市長は「財政健全化路線は維持しつつ、未来に向けた基礎をつくりたい。引き続き基幹産業である農林業や観光の振興などに取り組む」と語った。25日開会の3月議会に提案する。

歳入では、市税が同3・1%増の76億4091万円。全体に占める自主財源比率(普通会計ベース)は30・7%で、前年度から約1・4ポイント上昇した。一方、依存財源は地方交付税132億円(同1・6%減)、国庫支出金52億2022万円(同4・3%増)、県支出金30億2969万円(同0・4%減)など。市の貯金に当たる財政調整基金から、4億3974万円を切り崩して財源不足に充てる。借金に当たる市債発行額は35億3970万円。14年度末の市債残高(普通会計ベース)は407億2087万円となる見込みで、市民1人当たりの借金は約58万円。

歳出では、人件費が56億7598万円。退職手当が膨らむことなどから同3・1%増となった。そのため義務的経費は同0・4%増の175億9465万円で、全体に占める割合は46・8%に上昇した。災害関連以外の普通建設事業費は62億3947万円で、同19・1%増えた。主な事業として、大山ダムの残土埋め立て地に散策道や交流施設、周辺にトレッキングコースなどをつくる「田来原美しい森づくり公園」の整備(7億9678万円)▽木材工業団地「ウッドコンビナート」2期計画中止に伴う森林や農地の整備(1億6075万円)▽閉校した中津江小学校跡地に中津江振興局と地区公民館を移転整備(1億453万円)などを計上。新規事業は計58事業。市はこのほか、6億1026万円を減額する13年度一般会計補正予算案など計47議案を提案する。市議会は20日、議会運営委員会を開き、3月議会を3月25日までの29日間と申し合わせた。一般質問は4~6日。