大分合同新聞報道によると・・・「日田市の原田啓介市長が市民文化会館「パトリア日田」で開かれた式典に来賓として出席した際、市長公用車が約50分間にわたり、身体障害者用駐車場に止まっていたことが6日、分かった。市は障害者の社会進出を促進するため、身体障害者用駐車場の適正な利用を呼び掛ける立場。身体障害者団体の関係者からは批判の声が上がっている。
原田市長は「私だけ降りたので、止めていたことは知らなかった。今後こういったことがないよう、指導を徹底する」と答えた。市によると、原田市長は同日午後に開かれた市内の経済研究グループの式典に出席。公用車は市の職員が運転し、出入り口付近で市長を降ろした後、近くの身体障害者用駐車場に止めた。職員は式典会場の客席で待機していた。
当時、会館敷地内の駐車場は満車だったが、道路を隔てた駐車場は多くのスペースが空いていた。取材に対し、職員は「急いでいたので(身体障害者用駐車場に)止めてしまった」と説明している。市身体障害者福祉協議会相談役の野田清人さん(73)は「市長でも職員でも、障害者が安心して外に出られるよう、駐車場を空けておいてほしい。ちゃんとしてもらわないと見苦しい」と批判した。
『公共施設に身体障害者用駐車場が殆ど設置してある。今回の事件を見ると如何に市職員が福祉行政を蔑ろにしているか分かる。特に身体障害者に対する認識不足が指摘される。謝れば済むことではない。徹底した福祉行政に対する職員研修をすべき。』