大分合同新聞報道によると・・・・「女性のスカートの中などの盗撮を繰り返していたとして大分市は27日、議会事務局議事課の男性主事(31)を懲戒免職処分にした。市の基準では氏名の公表対象だが、自殺の恐れがあり非公表とした。主事は市の調査に対し、「2011年以降、35回ほど盗撮をした。家庭内のことでストレスがあった」と説明。今年2月に警察から事情聴取を受けた後も、市に報告せずに盗撮を重ね、7月にはビルの浴室の窓から入浴中の住人の女性を動画で撮影していたという。主事は同日、県迷惑行為防止条例違反や軽犯罪法違反などの罪で大分簡裁に略式起訴された。
市によると、今年2月28日朝、出勤途中に立ち寄った市内のコンビニで、紙袋に取り付けたデジタルカメラで女子高校生のスカートの中を動画で盗撮。見つけた市民からの通報を受け、大分中央署が事情を聴いたところ、カメラに記憶媒体のSDカードが入っていなかった。その後、同署が主事からパソコンとSDカード3枚の提出を受けて調べたところ、別の盗撮動画など約100本(約30回分)を確認したという。
主事は捜査が進んでいたさなかの7月、5回程度の盗撮をした。休日だった同21日には、市内の商業施設内で同じ手口で盗撮していたところを警備員に取り押さえられた。被害者は特定できなかったが、持っていたカメラには別の日に市内のビルの浴室を盗撮したデータが残っており、大分東署はこの件で今月17日に書類送検した。2月の件も防犯カメラ映像から被害者が分かり、大分中央署が今月24日、書類送検した。主事は書類送検を職場に報告せず、同署が市に連絡して判明した。
市は管理監督責任を問い、議会事務局長と議事課長も文書訓告処分にした。会見した事務局長らは「市民の負託に背くことになり、心からおわびする」と謝罪。勤務態度は真面目で、悩んでいるようには見えなかったという。