因果関係は本当にないのか?

誘致企業でもあるモヤシの製造などを手掛ける九州ジージーシー(株)日田工場が今年6月26日に完成し、操業を開始している。竹田市に本社を置く同社は、モヤシの製造と野菜の加工などを行っており、日田工場は3か所目の工場となる。日田工場は敷地面積がおよそ1万平方メートル(2階建ての建物延べ約9250平方メートル)で、建設費用は約30億円。1日に最大で60トンのモヤシを生産可能、操業開始時の従業員は40人だが、最大で80人の従業員を雇用を予定している。
モヤシの製造段階で大量の水を(現在のところ1700トン)使用するために、立地条件の中で重要視されていた。試掘の段階で一日2000トンの水が確保できたことで工場建設になった。建設予定地周辺の500メートル圏内の井戸などの水量調査も行われ、問題ないと判断している。ところが操業している場所から800メートル離れている民間保育園と民家の井戸が渇水していることが判明した。この誘致企業立地に関しては市企業立地課が当初から絡み、用地交渉や取り付け道路確保に全面的に協力をしている。
地元夜明地区で企業立地に関して何回も説明会などを行っている。大量の地下水を使用するために周辺地域の環境対策には万全の体制で臨んでいた。渇水した世帯は地下水を使用しているが、企業が操業する前は何も問題なく、水の確保はされていた。ところが操業をはじめたところ、井戸の渇水が出始めた。市に苦情を言っても『企業から800メートル離れているので因果関係はない』と当初は冷たい対応でした。
最近になってようやくその対策もしてもらっているようだが、市の基本的な考えは2軒が渇水したことは誘致企業とは関係ないと考えているようだ。調査しているが、水の水位はあると言っている。その渇水した世帯の方は『現実を見て欲しい。企業が操業する前は何も問題なかったのに、操業を開始したところ渇水した。因果関係が本当にないのか。地下のことで水の水脈などの変化はないのか』と市の対応に怒りを露にしていた。