6年前ぐらいに伏木地区で延長10kmぐらいの網で田畑をイノシシ・シカから守るために防除事業を行っている。一昨年は小野地区でその事業が行われ、効果が現れ最小限の被害で終わっていると聞いていた。ここ数年、周辺地域ではイノシシ・シカの被害が莫大でその対策が急がれていた。県・市ともにその対策が急務であり、その対策予算が約1億円が本年度に計上されている。
東有田地区では、その被害対策のために、田んぼ周囲に縦2mぐらいの高さの網を張り巡らしている。月出町地区の一部・上諸留町片峰地区・東羽田町の一部・羽田町の一部でその工事が進んでいる。片峰地区では延長6kmになるようで、殆どの田んぼを網で包囲したことになる。網は県・市から現物支給してもらい、工事は地元で施工している。鳥獣被害対策総合対策事業で行っている。日田市内周辺地域でこの事業が進められ、すでに本年度分の予算は消化されているという。来年度も日ノ本町・岩美町などでこの事業を取り組むという。この事業が進めば、田畑の被害は減少することになる。
しかしながら、イノシシ・シカを捕獲するのでないので、その数量は減少することはない。餌がなくなれば、民家がある中心部へと移動するであろう。そうすれば、諸留町・有田町方面までその被害が出るのではないだろうかと心配される。引いては市街地までイノシシ・シカ被害が起こる時期が迫っていることになる。今まで全くシカなどがいなかった地域でもイノシシ・シカを見る時も近いと思われる。
イノシシ・シカの被害防除・・
2012/02/09