共稼ぎ職員の暗黙の流れは・・・

2012/02/21

前市長時代に職員の待遇で、市民の中で不満や疑問に思っていることがある。大石元市長が市役所職員の共稼ぎ職員のあり方について問題提起をしたところ、自治労をはじめ反対運動が起こり、最終的には撤回することになった。しかし、市民の中にはこの問題提起に対し、評価する市民も多かったことも事実である。市役所に夫婦で長く勤めると市長の給与より高くなっている共稼ぎ職員もいたとのこと。
ところで以前から、市役所に勤めている夫婦共稼ぎ職員の処遇にどちらかが辞めないと、課長職に就けないという暗黙の流れがあった。自治労は可笑しいということで交渉などで改善を求めていたが、市民感情などがあり平行線のまま進んでいた。ところが、5年前の市長選で自治労が全面的に佐藤陽一氏を応援し、当選したことで職員の待遇などで改革が行われた。共稼ぎ職員の一人が辞めなくても課長職になって来た。すでに数名の共稼ぎ職員で課長職になっている方もいるという。公務員給与は民間企業に働く市民から見れば高くなっている。特に、日田市では零細企業が多いために給与格差が広がっている。何かと市役所職員への不満が市民の中に渦巻いていることも事実である。
過去の市長はこうした市民の不満などを少しでも抑える手段として、夫婦共稼ぎ職員への課長職の暗黙の取り決めがあったと聞いている。現職課長職の中にも、こうしたやり方で課長職になっている職員もいるとか。こうした暗黙の内容について、市民も評価していた矢先に、前市長がこうしたやり方は可笑しいということで、変えてしまった経緯があるという。暗黙の了解でした内容が悪いことかもしれないが、市民から見れば納得したやり方でした。あとは人事権を行使する市長や副市長の判断一つになると思える。良いことであればそのまま進め、市民感情を考えれば元に戻すことも出来ると思う。