議会は毅然たる態度で意思判断すれば・・・

2012/03/08

今日の議会は議案質疑の本会議が行われ、5人の議員から23年度最後の補正予算、新年度の予算、特別会計、今議会に提出されている議案について質疑が行われた。議案質疑は自分の意見を述べることが出来ないので、その事業などの目的、進め方や仕組みなどを聞くだけになります。一部の議員さんは多くの質問項目を挙げて質疑を行っている。
ところで今議会一般質問で多くの議員が取り上げた市葬斎場の指定管理者選定について、質問の中で「もし、この議案が否決になった時は、市はどうするのか」と言う質問が出ていた。原田市長は「そのようにならないことを願うが、もし、そうなればその時に考える」という答弁になっていた。議員の中に葬斎場議案が否決になれば、4月からの指定管理者がいなくなり、葬斎場の業務が止まるという心配をしている議員がいるとか。指定管理者がいなければ、市が直接業務を行う直営になるだけであり、何も問題は発生しない。火葬や葬斎場を使う市民が困ることは全くない。議会が執行権まで踏み込むことは好ましくない。数年前、宇佐市でも葬斎場指定管理者選定議案が否決されている。この時も市民には全く影響はなかったと聞いている。
今回の市葬斎場の指定管理者選定問題については、一般質問などで問題点が浮き彫りになり、さらに、経済環境委員会で詰めの審査をすれば、何処に問題があったのか、何故、このような問題が発生したのか、各方面から審査すればおのずと結果が出ると思われる。審査する議員側にも問題を抱えているので、ここは毅然たる態度でこの問題に取り組まないといけない。議会は提出された議案が市民のためになるのか、市民のための議案なのか、何も問題はないのか、審査して良ければ良しとし、悪ければ非とすればいい。それが議会の役目である。過去に問題ある多数の議案が否決されている。