大分県の平均寿命は全国で上位にランク・・・

厚生労働省は5年に1回の国勢調査を基にまとめた自治体別の平均寿命を示す「2010年都道府県別生命表」を発表した。最も長いのは男女いずれも長野(男性80.88歳、女性87.18歳)。最下位は男女ともに青森(男性77.28歳、女性85.34歳)だった。青森県の男性は1975年から8回連続、女性は2000年から3回連続の最下位である。なぜ青森県民の寿命は短いのだろうか。40代、50代の働き盛りの自殺者も多い

どうして青森県民は「短命」なのか。ネットでも今回の発表を受けて様々な議論がある。青森県出身だという人達は、「青森育ちだからわかる。寒いから酒を飲む。娯楽がないからパチンコやタバコ、酒になる。しょっぱいものが多く、みそ大根は1キレでご飯一杯食べれる極悪のしょっぱさ」「青森の場合、40代50代の若さで死ぬ人間が多く、 それが平均寿命を押し下げている。 それは喫煙率や飲酒率が高く、若くして不摂生をしている人間が多いから。しかも病院嫌いが多く、症状が進行しても病院に行かない」などと掲示板に書き込んでいる。青森県健康福祉部に話を聞いてみると、寿命が短い理由は、生活上の様々な要因が複合的に絡み合っているため、一概には言えない、としながら、「生活習慣病の発症率が高く、比較的若い世代もかかってしまう。また、働き盛りの自殺率が高いため、それが全体の寿命率に影響しているのではないか」と説明した。

日本一「長寿」の長野県とは何が違うのか。生活習慣病というのは、食習慣や、運動不足、喫煙、飲酒などといった生活習慣が、高血圧、がん、糖尿病、精神疾患に結びついてしまうことを指す。青森県健康福祉部によると、県民は塩分を多く摂取し、運動不足で、喫煙率、飲酒率が高いのだという。それを裏付けているのは厚労省が発表した「平成22年国民健康・栄養調査結果」で、47都道府県中、青森県の男性の食塩摂取量は2位、喫煙率は1位、飲酒習慣者の割合も1位、肥満者の割合は9位。一方で、野菜摂取量は31位、一日の歩数量は46位だ。これを「長寿」日本一の長野県と比べると、長野県の男性は食塩摂取量で同6位と高いものの、喫煙は44位、飲酒習慣は19位、肥満は40位、野菜摂取量は1位、歩数は19位となっている。

青森県と長野県の違いは、がんによる死亡率にも現れていて、国立がん研究センターがん対策情報センターが公表した「2011年の都道府県別のがんによる75歳未満年齢調整死亡率」によると、青森の死亡率がワースト1位、死亡率が最も低いのは長野県だった。青森県健康福祉部ではこのまま寿命のワースト1を続けるのはまずいとし、「減塩を呼び掛ける取り組みを続けておりますし、自殺者を減らすためゲートキーパーの育成などを進めて行きたいと考えています」と話している。 男子の2位は滋賀県、3位が福井県、4位が熊本県、大分県は8位である。一方、女性は2位が島根県、3位が沖縄県、4位が熊本県、大分県は9位で男女ともに上位にランクされている。