衆議院議員「岩屋毅」代議士からメッセージ!!

2013/01/15

こんにちは、岩屋たけしです。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。皆様には健やかに平成25年の初春をお迎えになられたことと存じます。心よりお慶び申し上げる次第です。早いもので昨年暮れの総選挙から一ヶ月、安倍政権が誕生してから三週間が経過いたしました。新たに与えていただいた4年間の任期のうち、既に一ヶ月を費やしたことになります。新政権に対する国民の皆さんの期待が大きいと感じるだけに、前途に重たくのしかかる責任をあらためて痛感しているところです。

今回の選挙戦を通じて皆さんから温かいご支援とご声援を賜りました。私にとっては8回目の衆議院選挙でしたが、これまでで最も充実感のある戦いでした。私はかねてよりの決心に従い、民主党批判を封印し、「与野党ともが反省して政治の停滞を打破し、『決める政治』を実現しなければならない」との主張を最後まで貫いて戦い抜くことができました。平成2年の初当選から早や23年。この間、二回の落選を含め、いろんなできごとがありました。時に誤解を受け、ご批判を被ることもありましたが、ようやくにしてこの間の私の主張と行動について選挙区の皆さんから一定のご理解とご信用をいただくことができたのではないか。。。そう感じることのできた、誠にかたじけなく有り難い選挙戦でした。さらに反省と研鑽を重ね精進していきたいと決意しているところです。

再出発した自公政権は衆議院で「再可決」が可能な三分の二を越える絶対安定多数をいただきましたが、参議院では再び「ねじれ」が発生しています。数の力に驕ることのない、丁寧で謙虚な政権運営、国会運営が求められています。私はこのたび、衆議院予算委員会の与党側の理事を拝名しました。円満かつ、円滑な運営を心掛け、建設的な議論が行われるように努めていきたいと思います。安倍政権の滑り出しは目下のところ、順調だと申し上げてよろしいでしょう。安倍、麻生の総理経験者お二人が「司令塔」となっているだけあって、役所との関係も良好で、万事に亘ってスピーディーかつ的確に指示が出されていると感じています。既に大型の補正予算を伴う緊急経済対策も決定され、外交においても徐々に動きが活発になってまいりました。

「アベノミクス」と言われる経済政策は「財政出動」「金融緩和」「成長戦略」が三つの柱です。既に為替も株も望ましい方向に改善しつつありますが、これからこそが本番です。「期待値」を「実際値」にしていくために、政策や予算を着実に実行、執行していかねばなりません。市場の信頼を失わないためにも「日銀」の独立性をきちんと担保し「財政再建」についても中長期の展望を示していく必要があります。党では引き続き、政務調査会において「安全保障調査会」をあずかることになりました。民主党政権下で作られた「防衛計画の大綱」「中期防衛力整備計画」を一旦停止し、その良い点は引き継ぎながらも年内に新しいものを策定してまいります。人員はもとより、輸送力、通信能力、偵察能力、島嶼防衛能力、サイバー対処能力などが課題となります。自主防衛力の着実で適切な整備を目指してまいります。

「集団的自衛権」の問題については、丁寧な説明と掘り下げた議論が必要だと思っています。何も米軍と一緒に世界の果てまで行って行動を共にしようという話ではなく、あくまでも我が国の安全に密接にかかわる事態に限って限定的に集団的自衛権の行使を可能としてはどうか、という構想です。私はさらに、将来の「アジア太平洋地域の集団安全保障」というものまで視野に入れた議論が必要ではないかと考えているところです。この夏には参議院選挙が予定されています。政権の安定のためにも、参議院においても多数をいただきたいと願ってはおりますが、だからと言って「参議院選挙のための政治」になってしまったのではいけない。思わぬところで政権に「変調」をきたす恐れがあります。「参院選はあくまでも通過点であり、政権の仕事ぶりの結果でしかない」。そう思っておくことが大事です。まずは、一心不乱に政策の遂行に打ち込むべきだと思います。

ともあれ、国民の叡智と総力を結集して今年を「日本再生」「日本復活」の年にしていきたいものです。皆様のご健勝とご多幸、いよいよのご活躍を心よりお祈り申し上げております。本年も旧に倍しますご指導とご鞭撻をよろしくお願いいたします。

                  衆議院議員 岩屋 毅