東有田地区には難読山名日本一と3位が・・・

2012/05/24

平成9年に山愛好者達が難読山名コンテストを開催し全国229山の中から選び、その日本一の山として一尺八寸山(みおうやま・706.9m)が選ばれた。この山は東西に長く山頂付近は平らなメサ地形をなしていて、日田市内からもよく見える。しかし、日田市側からの登山口も分かりにくく、どこが頂上なのかわかりにくい。昔は山頂近くからは日田市内もよく展望できたのだが、植林された木が大きくなり登山道や山頂からの展望はあまり良くないという。(最近、登っていないので分からない。一度、近日中に登る計画中)。中津市側からの登山道は整備されているとか。

伝承によれば、この山名は、昔、この山で行われた狩りでしとめた三頭の大イノシシの尾を切り取ってつなげたところ一尺八寸(約68cm)あったところから名づけられたとも、昔、この山にいた三岐の蛇の尾の長さをたすと一尺八寸あったことから名づけられたとも言われ、読みの「みおう」、「みお」は「三尾」を意味するとされる。

一方、月出山岳(かんとうだけ)の由来は、景行天皇から「月出山岳の山名」を聞かれた久津姫が「あの山の方向はいずこか」と聞かれたものと勘違いして、「関東(かんとう)です」と答え、以降、月出山を「かんとう」と呼ぶようになったと公民館前の看板に記載されている。月出山公民館から舗装された林道を走行すると、途中から未舗装に変わるが、2番坊主と3番坊主の鞍部付近に駐車。まず、前回パスした地形図掲載の678mの標高点(1番坊主)を目指す。笹のヤブを漕ぎ10分で到着。北側の展望が拓けこの後登った岩見岳が一望。国土地理院の多角本点と書かれた大岩が2箇所あり、高い方を2番坊主とした。三角点の3番坊主(標高709m)は展望台の西・40mにある。高さ10mの展望台からは、360度の大パノラマ。万年山、湧蓋山、大船山、釈迦・御前、英彦山、鷹巣山、由布岳など主要な山々が一望できた。近日中に登ることにした。